【就職活動】内定承諾を迷っている人がやるべき5つのこと

就職活動

こんにちは。じゃっくです。
某広告系企業で採用担当やってます。

6月に入り大手企業の選考および内々定出しがスタートしています。
私の会社でも内定承諾と内定辞退の双方の連絡があり、悲喜交々の日々です。

唯一無二の第一志望の会社から内定をもらったのであれば、「何も考えずに承諾!」となりたいところですが、冷静に考えてみることも必要でしょう。

また、複数社の内定を保持して迷う場合、あるいは内定を貰った後に不案になる場合(所謂内定ブルー)もあると思います。
内定辞退の方法については、下記の記事も参照にしてみてください。

【就職活動】内定辞退の方法について

内定承諾する前にやって欲しい5つのこと

1.内定承諾期限について確認

ほとんどの企業が内定承諾期限を設定するはずです。
特に統計がある訳ではないですが、多くの就活生に話を聞く限り1ヵ月程度が平均的でしょうか。

中には強引に内定承諾を迫るケースもありますが、しっかり時間をとって考えるべきですので、
承諾期間を設定してもらえるように交渉してみましょう。

余談ですが、最近聞いたエピソードとして「最終面接後にその場で内定承諾しないと内定を出さない」というケースがあったそうです(※某大手金融系企業)。
未だにそんな旧態依然としたやり方をしていることに驚きましたが(職業選択の自由に反するような気もしないでもない)、人事担当として気持ちは分からなくはないところです。

場合によっては会社側の指定する内定承諾期限を延長するように依頼してみても良いでしょう。
承諾期限というのも会社側の「決め」の問題ではあるので、融通を聞いてくれるケースもあります。
但し、企業や募集職種にも因ります。採用数が少ない企業であったり職種であったりすると、そのあたりはシビアになるように感じます。絶対ではないですが、交渉してみる価値はあるということです。

延長するにしても闇雲に延ばすわけにもいかないので、ある程度自分の中で根拠を見つけましょう。
他社選考がいつまでに終わるのか?承諾期間で誰かに相談する時間をとれるか?等です。

また、仮に承諾期限を延ばす依頼をするのであれば、真摯にお願いしましょう。
そして、具体的に「いつまで」「どんな理由で」延長して欲しいかを伝えましょう。他社の選考結果待ちなどがある場合は、正直にその点も伝えて交渉する方が良いです。

承諾期限を延長したいという希望を出す時点で、自社が圧倒的第一志望でないことは人事側も理解しています。そして、圧倒的第一志望になり得る企業などほんの一握りです。学生側の就活をやりきりたいという思いを汲んでくれる会社は多いと思います。

但し、誠意を持ってお願いしましょう

時折、さも当然のごとく「他社の面接が1ヶ月後まで結果でないので待ってもらえますか?」と言われるケースもありますが、延長する気がなくなります(笑)
また、こちらから何度か確認の電話やメールしているにも関わらず返信がなく、承諾期限前日の延長になって急に承諾期限延長の依頼をしてくるケースもあります。
これらの対応は誠意があるとは言えませんし、結果として融通を聞いてもらえない可能性が高くなります。

内定を貰って選ぶ立場になり自分の権利を主張する気持ちは分かりますが、ある程度人事担当者に個別の裁量が与えられている会社であれば、人事に対する態度一つでお願いを聞いてもらえるかどうかは決まることもあるので注意した方が良いでしょう。

2.内定書類/パンフレット/ホームページを見返そう

内々定を獲得した後に、会社の情報を見返すのも良いでしょう。
就職活動の選考で「受からなきゃ」と意気込んでいる気分と異なり、冷静に見返せることもあると思います。

「A企業は●●の情報があるけど、B企業はない」といった疑問点も明確にしやすいと思います。
資料を比較して、待遇や条件、福利厚生などの面で片方の企業に情報が無い場合は、人事担当に質問・確認してみましょう。
また、広報物についてはその会社のビジョン・イメージを投影しているものなので、改めて雰囲気を感じ取れるとも思います。

例えば同じ総合商社でも採用ページの打ち出しやキャッチは違います。
三井物産
丸紅
ビジュアル面のインパクトに引っ張られがちですが、三井物産であれば常に「挑戦」や「創造」が求められる環境だと言えます(そういった環境があるだけでなく、自分が挑戦・創造し続けなければいけない仕事ということでしょう)。丸紅であれば、社員の「個性」「個の力」を求めていることも伝わります。

また、広報物や内定後に渡される書類等が豊富だったり、情報公開が多い会社は信頼にあたるとも言えるでしょう。求職者以外の顧客、ユーザー、株主などにどういった情報をオープンにしているかも見えたりまします。ホームページも採用サイトではないページを見てみるのも良いでしょう。
また、最近はinstagramやFacebookのSNSアカウントを持っている企業も多いので、チェックしてみましょう。

3.OBOG訪問/社員訪問を依頼してみよう

会社の雰囲気や評判、具体的な業務内容を理解するには働いている人から直接聞くのが一番です。

会社によっては個別にOB訪問を受け付けている企業もあるかもしれません。
但し、一般的には個別にOBOGを探してOB訪問を実施するケースが多いはずです。サークル、ゼミ、アルバイト先などの知り合いにOBOGがいないか探してみましょう。就職課やキャリアセンターに問い合わせてみるのも良いでしょう。

また、最近はOBOG訪問のためのマッチングサービスもありますので、活用してみてはいかがでしょうか?
Matcher(マッチャー)
※但し、経歴詐称やこのアプリをきっかけにした犯罪行為も報道されています。利用は身長に且つ自己責任となります

それでも身近にOBOGがいない場合は、人事部に相談・依頼してみましょう
選考過程ではOBOG訪問を受け付けていない企業でも、内定者となれば話は別になるはずです(会社側からすれば、採用したいから内定を出しています)。
同じ大学のOBOGは難しいかもしれませんが、例えば入社3~4年目の若手社員、興味のある事業部門や職種の社員など、具体的な要望と社員訪問をしたい理由を伝えて依頼してみましょう。

私も今年は4~5名の内定者に社員訪問をセッティングしています。ヒトという切り口から会社の魅力を知ってもらいたいと思っていますし、選考過程や人事に質問しにくい内容も聞いてもらって不安を払拭してもらいたいと思っているからです。

4.第3者の意見も聞いてみよう

一人で迷って決めきれないという場合は周囲の意見などを参考にするのも良いと思います。

家族親戚、友人知人、社会人の先輩、就職課やキャリアセンター、ゼミや研究室の先生etc

自分とは違った観点や価値観から意見をもらえることで視野が広がるかもしれません。
また、家庭の事情がある場合もあります。「家業を継ぐ可能性がある」「介護などの必要性があり、転勤や自宅外からの通勤が難しい」などです。親や家族の意向を受け取るかどうかは最終的に自己判断になりますが、これまでに支援やフォローを受けている方も多いと思うので、しっかり話し合っておくべきでしょう。
※ちなみに私の就活当時は完全に事後報告だったので、当時の自分に言い聞かせてやりたいですが(笑)

但し、周囲の意見はあくまでも周囲の意見です。大切なことは自分自身の考えと価値観です。

周囲の意見でキャリアや進路を決めてしまうと、その会社や仕事で辛いことがあったときに後悔や他責が大きくなります。

・本当はあっちの会社の方が自分に向いていたんじゃないか
・●●(親や知人)が「この会社の方が良い」と言ったから選んだのに失敗した

と思ってしまうからです。

後悔が全くないとは言いませんが、自分で選んだキャリアであれば責任は自分にあります。
責任がある方が、困難にぶつかった場面でも前向きに推進する意識を持てるものです。

5.納得ではなく覚悟を持てるか

情報収集して、周囲の意見も聞いたけど、それでも迷う・決められないということもあるでしょう。


「A社の方が仕事内容は魅力だけどB社の方が待遇・福利厚生が良い」
「C社の内定承諾期限を最大6月末だけど、同じ志望度のD社の選考結果は7月になる」

いずれにしても正解の選択はありません。

A社に入社してB社が良かったと思うこともあればその逆もあるでしょう。
C社の内定を辞退してD社の選考を受けて不合格だったら後悔するでしょうし、D社を受けないまま就活を終えても後悔するでしょう。

就職活動に限りませんが、これからの人生やビジネスで100%の納得を得るという機会はそうそうありません。納得できなくても決断をして先に進まないといけないことは多くあります。

やれることをやったのであれば、後は自分で覚悟を持って決断するしかありません。
どんな決断であったとしても、これから先を自分で納得できるように、正解にできるように努力して楽しむしかありません。

高校受験や大学受験で志望の大学に入れなかった人もいると思いますが、今でも後悔していますか?
今の大学で良かったと思っている人も多いのではないでしょうか。私もそうです。
そう思えているのは、自分自身が「努力したから」「楽しんだから」「充実させたから」です。

学校や会社はあくまで「環境」であり「箱」にすぎません。最終的にはどこで働くかではなく、結局は自分次第です。

迷う時間は必要ですが、生産性はありません。ファーストキャリアを決めて残りの学生生活を充実させることの方がよほど有意義です。

十分に悩んだと思えるなら、自分で決めた決断を正解にする覚悟を持って先に進みましょう!

【注意】ネット掲示板の情報は参考にしないように

最も手軽に情報収集できるのはネット掲示板です。
SNSなどで身分が分かっている人の情報であれば良いですが、匿名の情報を鵜呑みにしないようにしましょう。

掲示板でネガティブな情報を発信している人はその大半が退職者選考で不合格だった人です。

今からその会社に入ろうとしているのに、その会社に入れなかった人や辞めた人の情報を得てもあまり参考にはならないでしょう。大学入試やオープンキャンパスで、大学を中退した人やその大学に受からなかった人の話を聞く必要がないのと同じです。

そして、その会社や仕事にやりがいを持って働いている人や、選考を通過して内定を獲得した人の大半はその掲示板には書き込まないはずです。

最後に

最後は少し精神論みたいになってしまいましたが、悩む気持ちは非常に分かります。

人事として多くの学生に内定を出してきましたが、内定を承諾してくれる学生も、辞退になる学生も、全員悩んで迷って決断していきます。

そういった学生さんの背中を押せる、参考になる内容になっていれば嬉しいです。

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