コロナ禍の就職活動~業界研究・企業研究編①~

就職活動

●業界研究・企業研究で押さえておきたいこと

前々回に引き続き就職活動に関する投稿です。
一般的に就職活動にあたってやるべきことと言われているのが、

  • 自己分析
  • 業界研究企業研究

この2つです。今回の記事でしゃ業界研究・企業研究について解説していきたいと思います。
その前に用語として知っておいて欲しいワードです。

①業界:企業を産業や商業で分類したもの
    ※メーカー・商社・流通小売・金融・サービス・情報通信・マスコミ・官公庁など(8大業種)

②職種:業務内容ごとに分類された職務名
    ※営業・接客販売・事務職・商品企画・研究開発・生産管理・システムエンジニアetc

人事担当として、面接で就職活動のことを質問することも多いのですが、意外とこの違いを理解していない(または意識できていない・アウトプットできていない)学生が多いです。
例えば、以下のようなケース。

【ケース1】
面接官「何故、〇〇業界を志望しているの?」
・就活生「はい。人と関わることが好きで、〇〇のような店舗でお客様に直接幸せを届けたいからです」
・面接官「・・・(それって職種に関する志望理由では?)」

【ケース2】
・面接官「食品メーカーではどういった仕事をやってみたいの?」
・就活生「はい。食という観点から社会に貢献できる商品を作り、たくさんのお客様に届ける仕事をやってみたいと思います!」
・面接官「なるほど、立派な考えだね・・・(結局何をやりたいんだろう。食品業界を目指す理由なら伝わったけど)」

業界と職種の違いを理解しておけば上記のようなことは起こり得ないと思います。
とは言え、説明を読んでも「業界と職種の違いを理解できない」「理解はしているつもりでも、言葉にするのは難しい」と感じている方もいるかもしれません。


少し乱暴ですが、スポーツに例えると業界と職種の違いは以下のようなイメージです。

①業界:野球、サッカー、バレーボール、ラグビー、テニスなど競技そのものの違い
②職種:(野球の場合)ピッチャー、キャッチャー、ファースト、監督、打撃コーチなど

    競技をやる上での役割の違い

つまり、職種というのは業界によって異なる訳ですね。

・ピッチャーという職種は野球という業界にしか存在しない。
・バレーボールにはゴールキーパーは存在しない。
・フォワードという職種はサッカーとラグビーに存在するけど全然動き方や役割が違う。

これらは当たり前と言えば当たり前ですが、企業に置き換えると以下の通りとなります。

・製薬メーカーには「MR」という職種が存在している。
・ホテルには「品質管理」という職種は存在しない。
・「営業」という職種は銀行にも商社にも存在するけど全然働き方が違う

スポーツで例えたのは少しでも企業側の視点を身近で想像しやすい事柄で、業界研究・企業研究を捉えて欲しかったからです。
貴方はプロサッカーチームの監督です。チーム構成のために100名の中から面接でチームメンバー11人を選出するとします。
※100名全員が未経験者で、体力テストや技能テストなどは実施しないとします(就業経験の無い学生の皆さんは、書類や面接で選考を受けます)

面接相手が以下のようなPRをしてきてメンバーとして採用したいと思うでしょうか??

①「スポーツを通して感動を与えられることがサッカーの魅力です」
②「チームの選手が地域のボランティア活動をしているのを見て感動して応募しました」
③「チームの守りの要になりたいのでフォワードとして活躍したいです」

「求めている答えと違う」あるいは「勘違いしているな」と思うのではないでしょうか?
※価値観は様々ですし、他に魅力があればこれだけでNG決定とはならないとは思いますが


但し、この手の「求めている答えと違う」「勘違いしているな」という思いは、人事担当者であれば誰しも面接やエントリーシートで感じることなんです。就職活動に置き換えると以下のような回答です。こういった面接回答は本当によく聞きます。

①「人の生活を支え、感動を与えられることが食品業界の魅力です」
②「御社の地域貢献活動に共感して志望しました」
③「ものづくりに関わりたいのでメーカーの営業職を志望します」

決して間違っている訳ではありません。思いは人それぞれであり、それを否定するものではありません。
但し、サッカーチームを結成する以上、強いチーム・勝てるチームを目指しています。また、サッカーのことを理解している人に活躍可能性を感じるはずです。
それは企業でも同じで、人材を採用する意味は企業を強く・大きくすることです。当然、その業界企業職種のことを理解している人に活躍可能性を感じます。

一応解説すると、以下の通りです。
①は特定の業界に言えることでなく全業界・企業に当てはまります
②は企業活動の本質とはズレたところにフォーカスしています
③は働き方・動き方と本人のやろうとしていることにズレがあります
※「ものづくり」の解釈を広げればズレてないとも言えますが、「攻めは最大の防御だからフォワードとしてチームの守備に貢献します」のように少し無理があるような気がします

前置きが長くなりました。
では、上記のような求めていない答えにならないようにするためには、どんな業界研究・企業研究が必要なのか?
私見ですが、以下の2点だと感じています。

・業界研究:その業界のビジネスモデルを理解しようとすること
(上記の例えの場合、サッカーというスポーツのルールを理解すること)

・企業研究:その企業の職種を5W1Hで理解しようとすること
(上記の例えの場合、サッカーのポジションと、夫々の役割・スキル等の違いがあるか理解すること)

特に、就職活動における企業研究は、職種理解が出来ていればほぼ大丈夫なのではないかと思います。

さて、今回は長くなったのでこの辺にしておきます。ちなみに各業界や職種別にフォーカスして記事投稿はしません(と言うよりも、自分が働く企業以外はできないので・・・)。
その辺りは書籍など情報源は多数あるので、そちらを参照ください。参考になる書籍は多数あると思います!

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但し、漠然と情報を得るのではなく、「何を理解すべきか」を念頭に読むと良いと思います。
また別の投稿で「ビジネスモデル」と「5W1Hでの職種理解」は記事を書こうと思います。

書き始めるとまとまりなく長くなりますね。ブログ難しいです。勉強していきます・・・

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