【就活】面接で志望度を聞かれたら?第一志望と答えるべき?

就職活動

こんにちは。じゃっくです。
某広告系企業で採用担当やってます。

面接で「志望度は?」と聞かれた場合に正直に志望度を答えた方が良いのか?それとも第一志望と答えるべきなのか?

いざ面接の場面になると回答に迷うものですので、人事の立場としてあらためて考えてみました。

まずは志望度と状況を整理しよう

そもそも明確な「第1希望」と言える企業がないケースもあるのでは?

まずは受けている企業の志望度を整理しましょう
明確な第一志望の企業があるケース、まだ志望企業は定まっていないものの選考を受けているケースなど、人によって状況は異なると思います。

明確に1位〜10位のようにランキング化することは難しいと思いますので、A〜Cぐらいの3段階にカテゴライズして「どう回答するか」を考えてみましょう。

以下、私なりの分類と「回答例」を記載します。

【A】明確な第一志望あるいは第一志望群にある企業

第一志望の企業なら迷う必要はない・・・!

この企業群の場合は熱意を持って「御社が第一志望です!」と答えましょう。
それ以外の回答を選択するメリットはありません。
第一志望『群』という曖昧な状況で言い切っても良いのか・・・?と思う方もいるかもしれませんが、結論としては問題ありません。自信を持って第一志望という熱意を伝えましょう。
※理由は後半の記事で記載します

【B】第一志望とは言えないが志望度は高い企業

こちらも結論から書きます。「第一志望です」と言い切りましょう。
少なくとも志望度は高いと言える企業であれば、順位に拘る必要はありません。その企業で働きたいという気持ちを「第一志望」という形で表しましょう。

【C】志望順位が低い・志望度の判断ができない・面接練習の企業

この志望群の企業は迷うところです。
人事の立場で言えば入社する気がなければ受けないで欲しいというのも本音ではありますが、
「本命の選考の前に練習する」
「なかなか絞りきれないまま選考を受けている」
という心境も理解できます。というよりも寧ろ健全な対応でしょう。

こういったケースでのベターな答えは
「申し訳ありません。現時点でいくつか志望する企業があって決めかねています。」
です。

別に「第一志望です」と言ってしまっても悪くはないですが、ここにカテゴライズされる企業の多くは一般的にあまり人気のない企業であることが多いハズです。
どうしてもわざとらしく、薄っぺらくなってしまうリスクもあるでしょう。

さて、ここまでの記述で分かったかと思いますが、少なくとも「第一志望ではない」と否定することはあり得ません

ざっくり言えば「自信を持って肯定する」「第一志望と言える企業が存在しない」と言うかの二者択一になります。
では、なぜその二択で良いのか?人事側の心境を交えて以下に記載します。

人事側の心境と評価判断

企業の人事も選ばれる立場。

「第一志望です」と答える学生は本当に第一志望なのか

私は長年人事担当をやっていますが、少なくとも学生の「第一志望です」の回答を間に受けることはありません。

目を輝かせながら「御社が第一志望です!」と言っていた学生からあっさり最終面接辞退や内定辞退の連絡を受けたり、「特に第一志望ではない」という態度の学生が内定承諾してくれたりと、ケースは様々です。

それを踏まえると、『言葉で表される学生の志望度』『内定承諾率』比例しないという前提を持つことになります。

人事側としても、内定承諾率が高い学生に内定を出したい・合格したいという思いはあります。
但し、上記の前提に立てば、内定承諾率を志望度では測れないということになります。

能力(ヒューマンスキル)評価に関わる

学生側からすると志望度が面接の合格率に影響しないということになるため、
「正直に志望度を答えても良いのでは?」と思うかもしれません。
しかし、私の見解では「能力評価」という点では少し影響します。「第一志望です」と言える人は、ほんの少し高めの評価になる可能性があります。

それは、「志望度が高いから」ではなく「面接という状況を踏まえて対応できるヒューマンスキルを持っている」という能力面の評価に値するからです。

「第一志望です」と言える人は、
目の前にいる人(あるいは企業)に対して、「気遣いができる・配慮ができる・サービス精神がある」と評価します。

もちろんそれだけで合否は決まりませんし、あくまでも判断材料の一部ということになります。

就職活動は恋愛に例えられることがありますが、
例えば合コン、婚活パーティーなどで目の前に座った異性がタイプではなかったとしても、相手にそれを正直に打ち明けることはしないでしょう。その瞬間は、それなりに場を楽しく・和やかにすることに終始するのではないでしょうか。そして、そういった対応(気遣やサービス精神)ができる人こそ万人に好感を持たれる人と言えるでしょう(誰もが認める容姿端麗さ、経済力などを持ち合わせていれば別ですが)。

これは就職活動においても同様です。面接という場でも気遣いやサービス精神といった要素を持っている人かどうかは人物評価の一部となります。
それを見せる意味でも「自信を持って第一志望です」と伝える方が良いという結論になります。

嘘をついた方が良いということ?

嘘をつくことに抵抗があるという人もいるかもしれませんが、先に記載したとおり、人事は志望度の回答をアテにしていません。ですから学生の皆さんも気にする必要はありません

ただ、「それでも抵抗がある」という人は正直に伝える方が良いでしょう。
先に述べた通り、あくまでの人物評価の一部に過ぎないので、信念を曲げてまで自分を変える必要はありません。繰り返し述べますが、志望度の回答だけで面接合否が決まることはありません

また、無理に「第一志望」という言葉を使うと薄っぺらくなります。
面接官側もプロなので、その気になれば志望理由や企業・業界研究の度合い・就業観や就職活動状況などを確認すれば、ある程度志望度は図れるものです。
あまりにも根拠が薄く、自分でも違和感を感じるぐらいなら正直に答えた方がスムーズなコミュニケーションになるでしょう。

上述したケース【C】の「志望順位が低い・面接練習」のような企業の場合、企業側も不人気企業であるケースも多く、正直に答える方が結果的に自然な対応になるでしょう。

そもそも何故志望度を聞くのか

ストレートに志望度を質問する企業は少なくなっている?

ここまで読んで分かったと思いますが、企業側は「第一志望」という答えを期待している訳ではありません。学生の就職活動における軸や考え方を確認するためです。

このあたりは企業によって考え方は異なるでしょうが、形式的な質問であることも多いです。
ちなみに私はこれまでの面接で志望度や志望順位を聞いたことがありません。聞いても意味がないと思っているからです。※但し、積極的(ある意味サービス精神?)のある学生から、話の流れや就職活動の話の中で「御社が第一志望です」という言葉は何度も聞いたことがあります。

評価が高い学生であれば、仮に志望度が低くても採用しようと企業側も工夫や説得を試みるはずです。
「志望度をどう答えるか」よりも「自己分析」や「企業研究」に時間や気持ちを費やした方が良いでしょう。

内定後は正直に志望度を伝えておきたい

ここまでは志望順位の回答については、「第一志望」と答えておく方が無難としつつも基本的には正直に伝えようというスタンスでした。

しかし、内定後については正直に志望度を伝えましょう
内定後であれば評価云々という状況でもありませんし、正確に内定承諾のための判断をするためです。

選考時点と志望度が変わることで、「今まで嘘をついてたのか?」と思われる心配もあるかもしれません。しかし、人の気持ちは変わるものです。それは就職活動にも当てはまります。
企業人事側としても理解できますし、何ら不自然なことではありません。この時点においてはどう答えても大丈夫ですが、以下のような回答から自分の状況にあうようにアレンジすると良いでしょう。

「実は御社ともう1社迷っている企業があり、少し考えて内定承諾を決めたいと思います」
「最近●●業界にも魅力を感じるようになって、そちらも受けたいと思っています」
「就職活動に悔いを残したくないので、今受けている企業はすべて受けきって決めたいと思います」

本当にあなたのことを評価している企業であれば、納得してくれるでしょうし、尊重してくれるでしょう
逆に、ここで態度が変わるような企業は要注意です。社員に対しても同様のスタンスである可能性があるからです。
そういった企業側の本音を探る意味でも、この段階では正直に伝えましょう。

最後に少し余談になりますが、内定の前後で学生の態度や志望度が豹変するのは企業人事あるあるだと思います。採用担当をやって最初に人間不信になる瞬間です(笑)
したがって、人事担当は例年経験するやりとりと言えます。人事側は慣れがあるはずなので、学生の皆さんが気に病む必要はありません。
採用する側も「この学生が内定承諾してくれるかどうか」という判断指標になり、採用活動も読みやすくなりますので、正直に伝えてくれる方がありがたいのも本音です。

今回は志望度・志望順位の答え方について記載しました。参考になれば嬉しいです!
(※個人的見解も多分に含んでいるので、面接でのやり取りは自己責任・自己判断でお願いします】

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