こんにちは。じゃっくです。
某広告系企業で採用担当やってます。
この4月に大学3年生(大学院1年生)になった方で、この夏インターンシップ(※以下、インターン)に参加しようか迷っている方も多いと思います。
私も就職情報会社のインターン合同企業説明会に出展してきました。イベントは盛況で、学生のインターンへの意欲も感じられました。しかし、インターンに参加する意味はあるのかどうか?参加した方が良いのか?人事の目線で書いてみました。
インターンとは
インターンのメリット
株式会社リクルートキャリアの研究機関である「就職みらい研究所」によると、22卒の就活生のインターンシップ参加割合は82.7%となっています。
※出典:2022年卒 インターンシップ・就職活動準備の現状に関する調査(㈱リクルートキャリア)
また、毎年インターンに参加した学生の8割以上がインターンシップは「有利」と回答しており、実感地として経験すべき就活準備のフェーズなのでしょう。
業界理解や職種理解が進む
インターンシップの種類や期間は様々です。
会社説明会や社員座談会に近いような内容~本格的な実務経験が出来るものまであります。
内容の是非はありますが、少なくとも企業側は自社の仕事や会社のことを伝える・体感させる目的で実施しています。
ベンチャー企業などが行うような有償の長期インターンを除けば、インターンには企業側の広報の側面があるため、良い面を中心に見えるはずです。
実際に「働く」とは違う部分も多様にありますが、それを差し引いても「知っている」ことと「知らない」ことには大きな差があります。
当然、知らないよりは「知っておいた」方が良いでしょう。
早期選考に乗れる可能性がある
企業によってはインターンシップ参加者から早期選考を行う企業もあります。
就職活動のスタートは3月のはずなのに1~2月に内定を持っている学生がいますが、その多くはインターンシップからの早期選考に乗った学生です。
仮に「この企業で働きたい」と思える会社に出会えれば、早めに内定を獲得して就職活動を終えることもできます。また、内定を持った状態で3月以降の就職活動本番を、心理的に余裕を持った状態で迎えることができます。
社風や社員などを肌で感じられる
また、実際に会社を訪問したり(今年はオンラインが多いですが)、社員と直接コミュニケーションをとることで、社風や会社のビジョンなどを感じることもできます。
本番の選考対策になる
企業によっては、インターンシップ参加のために選考があります。
エントリーシート、グループディスカッション、面接などです。
基本的に、インターンシップの選考も本番の採用選考も人事部門が考案・実施することが多いはずで、評価のポイントや設問・質問は近くなると思います。
結果として不合格になる可能性はありますが、志望企業にはチャレンジして傾向を見ておくこともできます。
インターンのデメリット
一般的にはメリットが多いと言われるインターンですが、デメリットはないのでしょうか?
もちろん、インターンに参加しなくても就職活動が上手くいくケースもある訳で、絶対必要な経験という訳ではありません。
本当に就業体験になる機会は限られる
インターンシップの日本語訳は「就業体験」です。但し、現実的に業務を経験できるインターンはごく僅かです。
例えば、グループワークで企画を考える1DAYインターンがあります。
実際に新卒入社で企画の仕事を任されるケースは稀です。また、学生同士のワークではなく、実際の企画は多くの制限(お金、法律、マンパワー、時間場所)があり、そこまでのリアリティは設計は難しいです。
この議論はそもそものインターンシップの意義を問われるテーマです。
人事として企業側の肩を持つ訳ではないですが、例えば金融機関のインターンシップでは、本当の現金、証券、顧客情報を扱って初めて業務体験になります。但し、現実的にそういう訳にはいかないというのはなんとなく想像できるでしょう。
先述した有償の長期インターンシップを除いて、インターンシップはリアルな就業体験ではない可能性は加味しておきましょう。
時間が割かれる
当たり前と言えば当たり前ですが、インターンシップは終日時間が取られるケースが多いです。
複数企業のインターンに参加するのであればそれだけでスケジュールが埋まりますし、選考の準備や企業とのやり取りが発生するので、それも手間と言えば手間です。
そこに割く時間を学業、資格試験、アルバイト、サークルなどにかける方が生産的とも言えるかもしれません。
人気企業の場合、就活本番よりも選考のハードルが高い
メリットとして、本番の選考対策になると書きましたが、インターンシップの選考は本選考より倍率が高いと言われています。
理由としては、以下が考えられます。
①選考フローが短い(書類選考のみ等)ため、1回の選考での不合格者が多くなる
②採用数よりもインターンの受け入れ人数が少ない
当然ですが、頑張ってESを提出したのに不合格になると気分が良いものではありません。
ちなみに私の会社では選考の何度は逆です。インターンシップを複数回開催することもあり、本選考よりもインターンの方が倍率は低くなっています。
まとめ
インターンのメリット・デメリットを考えた上で、プランを考えてみましょう。
インターンに参加することは正解でも不正解でもないと思います。
但し、ひと昔前と比べてインターンシップを実施する企業は格段に増え、種類も多様になりました。
「情報が多すぎて良く分からない」という意見もありますが、情報は使う者次第です。
就職活動になるとさらに情報は増えますし、社会人になって仕事をするとそのさらに増えます。
行く行かないは別にしても、就職活動前のプロセスとして考えみる・向き合ってみて欲しいと思います。
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