こんにちは。じゃっくです。
某広告系企業で採用担当やってます。
今日は1日で10人の面接を対応しました。
ずっとPC画面を挟んでのオンライン面接のために少し疲れました。
さて、本当は十人十色のはずですが、どうしても良く聞く「ワード」があるのでご紹介します。
3人連続で同じような志望理由や就業感を聞くと「本当に?」と疑ってしまったり、「またか・・・」と思ってしまいますね。
就活生の方は「つい使ってしまっていないか」
採用担当の方は「良くあるワードからどのように深堀っていくか」
あらためて考えてみても良いかもしれません
【注意】
今回ご紹介するのは、あくまでも私が「良く耳にする」というものです。
業界や企業によって異なると思いますし、表現そのものがNGとか、使ってはいけない・使ったらマイナス評価にするというものではありません。
第5位:商品/サービスが好き・使用している・共感できる
「御社の●●という商品を昔から利用しており、とても助かりました」
「御社の▲▲というサービスは非常に使いやすく、私も消費者に優良なサービスを届けたいと思っています」
という類の志望理由です。
メーカーや小売、サービス・インフラ、その他BtoC系の企業で多いと思います。
最も志望のきっかけとしては本当にあり得ると思うので、言っていけないとは思いません。
「ケーキが好きだからケーキ屋さんになりたい」「サッカーが面白いからサッカー選手になる」という思いを持った人がいないとケーキ屋さんもサッカー選手も世の中からいなくなるでしょう。
但し、「好き」だけで仕事が務まるほど甘いものではありません。
好きな商品やサービスを作っている・販売している会社で働くということは、ある意味においてその商品やサービスが「好きではない」「興味がない」「必要がない」人々に対して、その商品・サービスを「いかに好きになってもらうか」「いかに興味をもってもらうか」「いかに必要にさせるか」ということを考えるということです。極端な言い方をすれば、自分が好きな商品やサービスのことを嫌いな人・興味がない人に相対したり、好きにさせるアプローチが必要になります。
企業の考える商品開発・マーケティング・営業販売などは、その壁を乗り越えることが常に求められます。
「好き」であることはきっかけとしてはOKですが、それ以上に何を訴えるかを考えてみましょう。
第4位:社会貢献したい
「御社の●●という取り組みや企業理念に共感し、私も社会や地域に貢献したいと思いました」
という志望理由も良くあります。
これはどの業界・どの職種であっても良く聞く志望理由です。
民間企業は社会・地域・顧客・ユーザーに対しての貢献度を拡大することは常に求められます。その貢献性無くしては、自社の利益も生み出せないですし、社員に還元も出来ないでしょう。その気持ちは就職活動をする瞬間だけでなく、社会人になっても持ち続けて欲しいマインドです。
しかし、「何故」「誰に」「いつ・どのくらいの期間」「どのような」貢献をしているのか。
あまりイメージ出来ていないケースもあります。
・「広告」というサービスはそれを見るユーザーや視聴者にだけ貢献するものなのか
・一つの「医薬品」の開発に関わり、それが世に出て貢献性を感じるまでにどの程度時間を要するのか
・エンジニアとして企業のシステムを開発することで、ユーザーへの貢献感を感じるものなのか
・企業は「CSR活動」に関心がある人材が欲しいのか
前述したとおり、よほどの悪徳商売でなければ基本的に企業はビジネスを通して社会貢献しています。
※それでなければビジネスは成り立たないはずです
しかし、それを肌で感じられるかどうかは別問題です。
極端な例ですが、私は学生時代に日雇いのアルバイトで工場で機械部品の組み立てをやったことがありますが、少なくとも社会貢献性は感じませんでした。なんの部品だったのか記憶もありませんが(笑)
ですが、その部品は世の中の役に立つ製品の一部として、社会貢献していたはずです。
社会貢献するプロセスに「どう関わりたいか」「何故関わりたいか」も考えてみましょう!
第3位:成長したい・成長できる環境
「成長環境があると感じて志望しました」
「御社に入社して若いうちから成長していきたいと思っています」
個人的には結構好きな就業感や志望理由です(笑)
なんとなく相手に合わせている感覚でなく、本当にそう思っている気がします。ベンチャー企業を志望する方には多いような気がします。
(実態は、採用広報側が「成長できる環境ですよ」等とプロモーションしているからですが・・・。これは企業側にも責任がありますね。)
ただ、成長「環境」については結構掘り下げます。意外と多いのが、成長「させてくれる環境」を求めている人です。結局のところ研修や制度、風土などの環境面を気にしていたりするケースが多いです。
※それを気にするのは当たり前のことですが、環境に依存し過ぎると成長も停滞するという矛盾もあります
成長志向は持っていて欲しいパーソナリティであるため、もし本当にそう思っているのであれば、その思いをしっかりぶつけましょう!そして、どんな環境であっても自分が成長したい・できると思える覚悟を持てるかどうかも考えましょう。
そして、自分自身で考える「成長」について、しっかり考えてみましょう。些細なことでも構いませんので、自身が成長したエピソードも振り返ってみましょう。
第2位:●●を支援したい・●●を支えたい
「困っているヒトや会社を支援したい」
「私が●●に困ったときに助けられたので今度は私が助けたい」
上述した「社会貢献したい」に近いものがあります。
基本的には企業の場合、顧客やユーザーに対してモノやサービスその他付加価値を提供することで、支援・貢献しています。モノを開発するときも、経営戦略を練るときも、接客販売をするときも、企業やユーザーに「寄り添い」「支援する」というホスピタリティ精神を持って働いて欲しいものです。
但し、企業で働くということは顧客やユーザー以外の様々なステークホルダーのことを考える必要があります。
例えばシンプルに考えて、会社から給料を貰う以上は自社に貢献する必要があるということです。
私は面接するときに「ホスピタリティ気質が強そう」だと感じた方には、そのスタンスに共感できそうかどうかは注意深く確認するようにしています。あまりにも仕事や会社にホスピタリティを求め過ぎるとギャップになり得るからです。
こういった書き方をすると如何にも「利益至上主義」的な風に捉えられるかもしれませんし、
「顧客」と「利益」とどちらが大事なのか?と言われるかもしれません。
但し、この質問には明確な答えがあります。
「顧客も利益も両方大事です」
顧客やユーザーを支援したいという気持ちを持っている方は、+αでその会社の利益や売上のためにどう貢献する気持ちがあるかも伝えてみましょう!
第1位:人と関わりたい・人と関わることが好き
「人と接することが好きです」
「色んな人と関わっていきたいです」
営業職や接客販売の職種を志望する方に多い志望理由です。
私の会社も営業職の採用が多いので、この志望理由は良く聞きます。
ちなみに私は人見知りする方なので、人とコミュニケーションが得意・好きという方は羨ましいと思いますし、評価できる能力でもあります。
但し、営業職に関わらずどんな仕事も人と関わらない仕事や会社はないでしょう。
また、ビジネスシーンにおける「ヒトとの関わり」については、学生の皆さんがイメージするものとは少し違ったりします。
・コミュニケーションやヒトとの関わりは、プロセスであって別に目的があるケースが多い
・好きなヒト、相手だけでなく、嫌いな人、苦手な人ともコミュニケーションをとる必要がある
例えば、アパレル店で接客を受ける際に話しかけることがありますが、ただ仲良く5分間話すだけではありません。顧客がどんな目的・ニーズ・興味・悩みを持って服を選んでいるかをヒアリングして、相手にあった提案をする必要があります。
「冷やかしに近いお客さん」もいるでしょうし、「特に提案してもらえなくても自分で選びたいお客さん」もいるでしょう。そういった人を見極めて、ときには「積極的に介入する」「敢えてコミュニケーションを取らない」という選択肢も必要になってきます。
「何か目的を持って人と接した・コミュニケーションをとった」という経験があると思いますので、
そこもイメージしてみると良いでしょう。
最後に
色々と書きましたが、上記のようなワードを言うことがNGという訳ではありません。
「動機」や「理由」を否定するのはおかしな話ですし、今回挙げた5つはすべて必要なマインドだと思っています。
ただ、「就活対策本」の模範解答や「企業に気に入られるように」「良い人に見られるように」といった気持ちが、響きの良い・当たり障りのないワードに寄せているように感じます。
私からのアドバイスは以下の2点です。
・志望動機は飾らずに素直に話すこと
・相手の会社のビジネスを理解して話す
何度も言いますが、就職活動や面接は相性とマッチングです。
嘘偽りを言って採用されてもリアリティショックを受けてミスマッチになります。
学生側も、その企業が「自分の価値観と合わない」と思うのであれば、見極めて避けるべきです。
それを確認するためにも、しっかりビジネスを理解して、正直に自分の想いをぶつけましょう!
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