【コロナ禍の就職活動】面接の緊張対策

就職活動

21年新卒採用の就職活動もピークが続いている頃かと思いますが、本日からゴールデンウィークということもあり企業側も学生側も小休止といった感じでしょうか。

現在も、面接はオンライン中心だと思いますが、一部対面面接を実施している企業もあります。
最終面接など、ある程度選考が進むと対面面接を案内されるケースが多いはずです。

さて、前回の投稿で対面面接の注意点について書きました。
【コロナ禍の就職活動】対面面接は慣れていない?

今年の就職活動はオンライン中心だということもあり、慣れていない対面面接は思いのほか緊張するようです。私も今年に入り20人以上対面面接を実施しましたが、例年以上に緊張感があるように感じました。

当たり前ですが、出来る限り緊張せずに面接に臨みたいと思うはずですし、面接官側としても緊張していない普段通りのコミュニケーションや立ち振る舞いを見たいと思っています。

という訳で、「出来る限り緊張せずに面接に臨むにはどうすればよいか?」というテーマで原因や対策を考えてみました。

対面面接が緊張するワケ

さて、生理学的には緊張状態にあるときは体内のでノルアドレナリンという物質が放出されて、自律神経に働きかけ、心拍数を上げたり、血液量を増やすそうです。また、血圧上昇や動悸、震えなども起こるとのことで、まさに緊張状態ですね。

緊張状態は本能的に備わっているモノで、個人差はあれどある程度受け入れるしかないものです。

では、対面面接で緊張する理由を考えてみましょう。

選考試験だから

当たり前ですが合否が決まる面接です。
志望度の高い企業であれば受かりたいという気持ちもありますし、間違えてはいけないとも思います。

慣れない環境(オフィス・面接室)だから

特に今年は、会社説明会も面接も大半がオンライン(自宅)で参加しているはずです。
勿論、オンラインでも緊張感はあるでしょうが、それでも慣れている自宅で受けられるというのは普段に近い環境と言えるでしょう。

但し、対面面接の場合は会社に出向かないといけません。見たことがない場所、周囲は社会人ビジネスマン、静まり返った待合室や面接室など、いつもと違う環境で対応しなければなりません。

目の前に初対面の人(大人)がいるから

オンライン面接の場合は、目の前にあるのはパソコン(あるいはタブレット・スマホ)です。
画面の先には面接官は見えますが、画面越しかリアルに存在するかだと雲泥の差でしょう。

特に、相手から見られている感覚は強くなります。

乱暴な例えですが、「お客さんが少ない映画館・カフェ・エレベーターなど」で人目を気にせずリラックスしてだらしのない姿勢や態度になってしまうことはあるでしょう。
そういった空間でも防犯カメラなどがあることは頭に入っているはずですが、見られている感覚は薄れます。

しっかり話さなければいけないと思っているから

面接は自己PRや志望動機など話すことを考えて臨むはずです。
面接に限らずですが、人前で話すことは緊張します。

私も仕事柄、会社説明会や研修で人前で話すことは慣れている方だと思います。
但し、台本があるような説明は緊張します。例えば、結婚式のスピーチや収録型の企業説明会がそうです。自由に話せる場面よりも話す言葉が決まっている方が緊張します。

緊張したくない/緊張しないように考えているから

これも当たり前ですが、緊張しない方が良いパフォーマンスが出せると思っています。
だから「緊張したくない」と考えますし、緊張しているように思われたくないものです。

但し、この考え自体が自分にプレッシャーをかけています。「失敗したくない」と考えれば考えるほど緊張は増すものなので、緊張を過度に避けようとするのも逆効果だったりします。

緊張を緩和するには

緊張するのは生理現象なので、完全になくすことは難しいと思います。稀に「全く緊張しない」という人もいますが、それはそれで鈍感というか、少し懸念でもあります。

先述したとおり、緊張はノルアドレナリンが放出されている一種の興奮状態なので、普段以上のパフォーマンスを出すために必要なプロセスでもあります。

それを踏まえて、面接という場での緊張との付き合い方を私なりに考えてみました。

※注意※
緊張の症状や体質によっては薬の服用によって心拍数を下げるということもあると思います。
その場合は医師の診断の上で、別のアプローチも必要になることもあり得ます。
この記事はあくまでも私見であり、医学的・科学的な根拠や効果を保証するものではありません。

物理的/生理的なアプローチ

呼吸を意識

腹式呼吸を意識したり、息をゆっくり吐きだすことを意識することで、心拍数の上昇を抑えられると言われています。

呼吸法については色々と専門的な記事も多いので、ググってみて簡単で効果がありそうなものを取り入れると良いでしょう。

ガムを噛む

ガムを噛み続けると心拍数を一定に保つ効果があるそうです。また、脳の血流も良くなって集中力を高める効果もあるそうです。
MLBの野球選手は良く、ガムを噛みながらプレーしている姿が見られますが、そういった効果もあるからだと言われています。

ちなみに私も大学受験のときなどは、直前までガムを噛んで緊張対策にしていました。

※但し、ガムを噛みながら面接するのはさすがにNGです(受付に行くまでor待合室で気づかれないように捨てましょう)

その他、コーヒーやハーブティーなどにもリラックス効果があるようなので、試してみてもよいでしょう。

リラックスできる音楽を聴く・動画を見る

「音楽」や「笑い」にはリラックス効果もあると言われています。
会場には余裕を持って到着し、近くのカフェで好きな音楽や動画を楽しむのもアリだと思います。

面接対策や準備は前日までにしておいて、当日や直前は面接対策とは距離を置いて過ごしてみるのも効果的だと思います(ある意味現実逃避かもしれませんが・・・笑)

心理的なアプローチ

面接が始まると、さすがに場に似つかわしくない不自然な呼吸法や、ガムを噛んだり音楽を聴いたりすることは難しいでしょう。そこで、緊張を緩和する面接の臨み方をご紹介します。

面接は対話であり、企業を見極める場でもある

面接は確かに選考です。但し、正解があるものではありません。
多かれ少なかれ面接官やその会社との相性があるのも事実です。

古い言い方ですが、良く「お見合い」や「合コン」に例えられます。お見合いでは自分を良く見せようともしますが、それ以上に相手の事を聞いてみたり「自分と合いそうかな?」という観点でコミュニケーションをとるでしょう。また、何よりも自然な会話や盛り上げる会話を心がけるはずです。

面接も同様で、試験であること以上に対話をすること、見極めることも意識しましょう。

話すよりも聞くことを意識

私が新入社員に勧めてる書籍「人は話し方が9割(著:長松茂久さん)」という本があります。

この書籍には「話し方は『聞き方が9割』」という言及があります。
これは私も共感できる部分であり、好感が持てる学生というのは実は「聞き上手」な学生です。
また、面接官やキャリアカウンセラーとしても、聞き方や傾聴姿勢というのは、最も重要な要素です。

話す方に意識が行き過ぎるから緊張するのであり、さらに「聞き方」がおざなりになってマイナス印象になる可能性すらあります。
話す内容の準備は前日までにしておいて、面接本番では聞くこと・聞き方に意識を向けてみましょう!

意識や関心を相手(あるいはその企業)に向ける

面接は相手があるので緊張するのですが、実は意識は自分の向かっていることが緊張の要因でもあります。先に挙げた「話すことの意識」もそうです。

せっかく対面でその企業に出向き、その会社の社員に会っている訳なので、目の前にいる面接官や会社に興味を持ってみてはいかがでしょうか?
(相手の表情、服装、持ち物、話している言葉、質問への回答内容、応接室や面接室の雰囲気など)

面接をしていてあまり緊張せずに対応できるタイプの学生で、純粋に対人意識が高く、目の前にいる人に興味を持って距離を縮められるタイプがあります。
※逆質問のタイミングで、こちらの回答に対してさらに質問をし続け、時間が足りなくなるタイプの学生です。

あまり空気を読めずに質問し続けてもダメですが、個人的にはこのタイプの学生は好感が持てるケースが多いです。(当たり前ですが、自分や自分の会社に興味を持ってくれる人に対して悪い気はしません)

聞き上手になることは相手に興味関心を持つことからスタートします。
また、相手に意識を向けることで、自分への余計なプレッシャーを軽減する効果もあると思います。

緊張していることを打ち明けてみる

「緊張しないように」と意識したり、「緊張している自分を否定すること」は、逆に自分にプレッシャーをかけることになります。

ですので、緊張していることを認めてしまうことも方法の一つです。
面接の最初に「本日は緊張していますが、よろしくお願いします!」と元気良く言ってみましょう。

開き直れて楽になるかもしれませんし、口に出してしまえば「緊張していないように振る舞う」必要もなくなります。

【面接官としての意見】多少緊張している方が好感が持てる

先日面接を担当した学生で、受付から面接室に案内する際に、

「今日は初めての対面面接で、非常に緊張してるんです・・・」と話してくれた学生がいました。

私も出来るだけ緊張させないようにいつも以上に意識したつもりでしたが、それでも確かに緊張しているように感じる瞬間もありました。
ただ、それ以上に緊張しながらも一生懸命話してくれている姿にとても好感が持てました。
おそらく彼よりも優秀学生は数多くいますし、考えてきた言葉を流暢に話す学生の方が優秀なのかもしれません。ただ、一緒に働きたいと思わせる魅力がありました。(私の面接は合格にしました)

緊張するということはそれだけ真剣だという現れでもあります。
実力を発揮するにも多少の緊張は必要と言われていますので、緊張と付き合って、オープンにしていきましょう。

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