【コロナ禍の就職活動】企新卒採用スケジュールと採用基準

就職活動

新卒採用予定企業への調査がリリースされていました。
「採用予定数は前年並み」「採用スケジュールは昨年より早くなる見込み」「学生の質にこだわる(量比べて)」とのことです。
※出展:新卒採用サポネット

イチ人事担当として自社採用の現状に置き換えて当てはまるかどうか考えてみました。

コロナ禍の新卒採用2年目

採用予定数は増えるのか・減るのか

アンケート結果では前年並みと記載されていますが、概ねその通りなのかなと思います。
コロナの影響は、業界によっては大きな影響を受けており、JALやHISなどの航空・旅行業界などでは22年新卒の採用中止が発表され、JR各社も採用縮小や採用中止が予定されています。
一方で、アンケート上では昨年並みの採用数になるという回答も多く、落ち着いている印象は受けます。

さて、「昨年並みの採用数」ということで、昨年がどうだったのかを振り返ります。
※参照:昨年の同様の企業アンケート
昨年は採活動・就職活動真っただ中の3月に新型コロナウイルス感染拡大、そして4月に全国に緊急事態宣言が発令されました。上記のアンケートでは、明確に「採用数を減らす」と回答している企業は「3%」で「12%程度が未定」となっています。

ただ、この調査はあくまでも4月時点の調査であり、採用数を約束するものではないと思います。未定の12%の企業のうち採用数を減らしたり、採用中止にした企業もあったと推測されますし、「当初の予定通り」と回答した企業でも変化はあったのではと推測しています。

ちなみに私の会社の昨年の採用数が決まる流れを記載します(明確な採用数は控えますが)↓

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・2020年2月上旬 21卒の新卒採用数決定
 ↓
・2020年3月 採用活動スタート・新卒採用数を下方修正
 ↓
・2020年4月緊急事態宣言 新卒採用活動中断・企業活動も一旦ストップ(社員は原則在宅勤務へ)
 ↓
・2020年4月 新卒採用数をさらに下方修正
 ↓
・2020年5月 一部地域で緊急事態宣言解除・企業活動と採用活動を再開
 ↓
・2020年5月 新卒採用数をさらに下方修正⇒ここに至って2021年卒の採用数確定
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大きく3回に分けて採用予定数を減らすという経営判断がなされました。緊急事態宣言という状況は、日本社会に大きな影響を与えましたが、それが発令されることは予測できなかったですし、自社にどの程度影響を与えるかも読みきれなかったと思います。
「人の採用」は経営判断の一つです。私は人事担当ですが、自社採用数は私が決められるものではありません。ですので、私の当時の心境としても、「このタイミングで採用数変えるの?」と会社方針に不満を抱きながら仕事をしていました(笑)。
そして、その都度スケジュールを見直しながらの採用活動でした。実際、うちの会社を受けてくれた就活生の方々にも大きな迷惑をかけたと感じています。

そして、「採用数を減らす」という経営判断が下される前は「予定通り」という状況のまま進めます(当たり前ですが・・・)。つまり、仮に採用数アンケートを回答したとしても、その後に採用方針が変化することは十分にあり得る訳です。
という訳で、全国の会社の採用数がどうだったのかは知るすべはありませんが、私の感覚値としては採用数は減らした企業は例年以上にあったと感じています。私の会社はサービス業(旅行観光・ホテル・鉄道・広告・人材)や金融業(銀行・保険・証券)などと併願されることが多いですが、就活生からヒアリングする限りどの企業も慎重に採用を進めている印象を受けました。

つまり、以下の2点が言えるかと思います。

①「昨年並み」という採用数は一昨年と比較して「採用数が減少した値」が基準
②現時点での「昨年並み」という回答も、人事担当者の予測でしかない

但し、②に関しては、各企業でこの1年でコロナの影響というものを経験し、ある程度経営に対するインパクトを想定出来てきているはずです。昨年のように「急に採用数を変える」というような動きは少ないと思います。

採用スケジュールは昨年より早くなるか?

この点は私の中で明確な結論があります。

「間違いなく早くなります」

ただし、「昨年と比較して」ということです。昨年がかなりイレギュラーな1年だったので、例年並みに戻るということでしょうか。

前述した通り、昨年は4月の1ヵ月間はほぼ採用活動をSTOPしていました。これは私の会社に限った話ではなく、大半の企業でそうだったとはずです。ですので、4月に面接や内定出しをしていた企業はそれが出来なかった。結果的に予定よりも遅いタイミングでの選考・内定となりました。
しかし、この1年で選考のオンラン化が進みました。多くの企業で説明会や面接はオンラインで開催しています。現在は1都3県は緊急事態宣言下にありますが、感染拡大防止策が取りながら採用活動を行うことは、この1年で一般的になりました。
※ちなみにオンライン選考はメリットも大きく、仮にコロナが収束しても一定率で継続されると感じています

今後、より強力な緊急事態宣言等が発令されれば別ですが、概ね計画通りにスケジュールは進むと思います。

学生の質にこだわる(厳選採用になるか)

これは定量というよりも定性的な要素なので、非常に難しい見解になります。
そもそも企業人事の立場として、どんな年であれ質を重視しない採用活動はあり得ないですし、私の会社で言う「質」と他社で言う「質」は大きくことなるはずです。

今回取り上げたアンケートは10年以上前から実施されていますが、一般的な傾向として

・「質重視」の回答割合が増える ⇒ 求人倍率は下がる(買い手市場に)
・「質重視」の回答割合が減る ⇒ 求人倍率は上がる(売り手市場に)

となります。質重視の傾向にあるということは、前年並みかそれ以下の求人環境になると推測しています。

就職活動をする学生の方は、しっかり準備することは勿論、視野や選択の幅を広げながら就職活動を進めることが重要でしょう。オンライン化の選考が進んでいることは、時間的な拘束や費用面の負担は解消されるはずで、この環境をポジティブに捉えて活動するしかないと思います。

最後に

就職活動や採用活動に限らず、やはりコロナ禍の影響は多分にあるのが現実です。
冒頭に記載した航空業界や旅行業界の採用中止のニュースは大きく取り上げられますが、ネガティブなニュースほど取り上げられることもまた事実です
※世の中の採用拡大している企業についてはあまり話題に上がりません

私の会社でも採用計画の変更の可能性は否定できないですが、採用を中止するということはあり得ません(これは私個人の意見ではなく、経営陣もそう言っています)。企業活動において新卒採用計画は、人的資本を獲得する1年に1回の大きなチャンスであり、企業の未来を大きく左右します。ですから、大多数の会社では新卒採用を継続するものと考えます。
実際に採用市場は動いており、私の会社にも多くのエントリーシートを提出してもらいました。また、私としては残念ですが、既に他社に内定を貰って就職活動を終了し、辞退の連絡をもらうケースも出てきました。我々も選ばれる立場であり、採用に必死です。

就活生の皆さんには、後ろ向きな気持ちになるだけでなく、少しの楽観性を持って就活に向きあい・やりきって欲しいと思います。

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