【就職活動】エントリーシート編①

就職活動

今回は「エントリーシート」というテーマで記事を書きます。この3月は複数のエントリーシートの締め切りを迎える就活生も多いと思います。私も先日自社の書類選考を実施しましたので、改めて整理してみます。

何故エントリーシートがあるのか

エントリーシート(ES)は私が就職活動をしていた10年以上前から導入されている採用手法です。ソニーが最初に導入したと言われています。
それ以前はESは導入されておらず、「履歴書」を用いた書類選考が一般的でした。ちなみに現在でも「ESと履歴書の両方提出」「ESのみ」「履歴書のみ」と、企業によって何で書類選考をするかは異なります。
とは言え、大手企業を中心にESは広く導入されています。そして、マイナビの「My CareerBox」リクナビの「OpenES」といった就職サイトを通した共通のESという仕組みも広がっています。

会社(採用側)から見たエントリーシートの役割

個人的に感じるエントリーシートの役割を挙げると以下の通りかなと思います。

①初期スクリーニング
②面接の際の資料
③入社書類

②については、面接官もESを見ながら質問をすることも多くなります。面接官も基本的に「初めまして」の状態で話し始めるため、「とっかかりの情報」や「きっかけ」が必要ですね。そういった意味では「面接で聞いて欲しい情報・経験」については記入した方が良いということですね。また、自分で提出したESは何を書いたのかコピー・記録・保管して事前に確認できるようにしましょう。
※ちなみに面接官が絶対にESを見ながら質問するか?と言われると違うと思います。面接時間は、面接官と学生に委ねられた会話の時間なので、面接官の裁量に委ねられます。私も面接の際に会話が盛り上がるほど、後半はESを読まなくなる傾向はあります。

③については、その会社に入社が決まった際に、入社後も保管される入社書類になります。内定後に提出する内定承諾書、卒業証明書、健康診断の結果などと同様に保管される社員情報の証跡的な位置づけでしょうか。就活生側として意識することは特にありません。

では、最も気になるポイントである①初期スクリーニングについて記載します。

初期スクリーニングとしてのES

人気企業や有名企業と言われる会社は1万件以上のエントリーがあります。これを書類選考無しに全員面接を実施するというのはかなり難しくなります。
面接官を数十人~数百人単位で用意して、東京ビッグサイトや東京ドームなどの広い会場を借りてブースを設置して(※1)、10日以上に渡って1次面接日程を用意するなど、莫大な人的資源・お金・時間がかかります。
(※1)最近主流になりつつあるオンライン面接ならこの問題は解消されます

企業側も面接で全員と「会いたい」と思っていても、会えない現実がある訳ですね。

中途採用ではESの導入は少ない

少し余談になりますが、ESは中途採用ではあまり用いられません(代わりに、履歴書や職務経歴書と言われる手書き書類が多いです)。これは中途採用の応募者数が新卒採用ほど多くないことにあります。中途採用は通年採用や欠員募集のための一時的採用活動が多いです。また、応募者側も「転職者」になるため、ある特定の時期に一斉に会社を退職して転職するというピークが存在しません
新卒採用の場合は(良いか悪いかは別として)「2022年3月に卒業して就職する」という学生が50~60万人います。そして、3月に就活スタートという環境もあり、明確にピークがあります。

ESで何を見るのか

さて、では初期スクリーニングでどうやって選考するか、WEBのESを想定して記載します。ここからはあくまでも私個人および自社採用ならびに人事担当として他社を想像しながら記載します。
(まったく違う視点・スタンスで書類選考を実施する企業もあるはずですが、ご了承ください)

①まずはざっくり選定する
②文章量が極端に少ないESは読まない
③経験面が具体的に記載されているか(サークル・部活・アルバイト・学業etc)
④写真、絵、図などの文章以外の要素はインパクトがある方が良い

まずは②の文章量が極端に少ない・相対的に少ないESから不合格として対応していきます。

また、③ について細かな内容は除いてどんな経験をしているかを確認します。ここで、あまり学生時代の経験がイメージできない(感情や思いが中心が何をやったかを書いていない・自身と関係ない出来事しか書いていない)ものは除きます。どんな設問であれ、学生時代に経験したことは必ず盛り込んでイメージさせることが大事です。
ここからは想像ですが、この経験面でセレクションしている企業もあると思います。例えば、「専門職(エンジニア・研究開発職など)であれば、学業や研究活動などの記載があるかどうか。」「体育会系人材を求めている企業であれば、部活動の経験が記載されているかどうか。」といった具合です。
私も何を経験したかということだけで良し悪しがあるとは思いませんし、どんな経験であれ否定されるものではないと思います。ただ、その会社(というよりも職種だと感じています)に親和性のある経験そうでない経験というのはあります。私の会社で、そういった視点でESの経験を見ます。
但し、そういった企業に合わせる必要はないと思います。これは別の投稿で書きたいと思いますが、自分の考えや思考を曲げる・隠すことにプラスはありません。

④については、私の企業が数年前から「自由な写真」をES設問項目として導入したのですが、やはりインパクトがある写真は目につきます(それだけで合格という訳ではないですが)。

まずここまでである程度絞り込みます。※この絞り込みについては、企業によっては外部にアウトソースしている企業もあるくらいです。
そして、絞り込んだ中からES合格数(企業があらかじめ設定)よりも多いか少ないか。多ければそこから読み込んでさらに絞り込む。少なければ、絞り込みで不合格判定したESを再度読み込んで合格に引き上げる。この読み込みの部分はまた別の投稿で書ければと思います。

ESを書く・提出する際に心がけて欲しいこと

必要以上に時間はかけない

上記に記載したとおり、まずは絞り込みに残ることを最優先に考えるべきです。出版やマスコミなどの記者や編集者など、ライティングや文章を業とするような業界・職種の場合は別ですが、それ以外に関しては文章力に関係ありません。企業側もESは効率的に先行する採用手法です。ですので応募者側も効率で考えるべきです。ある程度時間を決めて「複数企業にESを出す」ことを意識した方が効率的です。効率的に分散させて、トータルのES通過数を上げる方が良いと思います。

また、難しいES・設問ほど割り切った方が良いです。私が就活をしていた頃、某キー局のESは「一つのテーマで50音カルタを作る」というESがありました。あ~をまでのカルタのお題をオリジナルで考えなければなりませんでした。かなり労力を要しますし、難易度も高いESです。ただ、通過率は80~90%と言われていました(正確な数値ではありません)。人によってカルタの出来不出来に大きな差はあったことは容易に想像できますが、結果は80%以上は合格でした。
※この企業はそもそもESの設問を超難しくすることによって、応募者を減らす狙いがあったと言われています(それほど超人気企業であるということですが)
そんな企業の思惑に乗っかって貴重な時間を無駄にする必要はないでしょう。もちろん、合否が伴うので真剣に合格を目指す気持ちは必要ですが、就活のエネルギーが必要な場面は他にもあります。

出来る限り早めに提出する

企業によってはES締め切り日前に選考して優先的に合格を出す場合もあります。また、締め切り直前は回線が混雑して提出できなくなるリスクもあります。ギリギリまで粘りたい気持ちも分かりますが、提出してしまえば意外と気にならなくなります(提出せずに手元にあるから気になってしまい、結果的に時間がかかります)
また、ES締め切りを複数回設ける企業の場合は、できる限り早い締め切りの回で出した方が良いです。
ちなみに私の会社では初回のES締め切りの通過率と最終回の通過率では40%以上の差がありました。後半になればなるほど、先に選考が進んでいる学生で内定出しの見込みが立ってきており、人数多く合格させる必要がないためです。

内容は保存して他社のESにも活用する

志望動機などの企業固有の記載が不要な項目以外は、代用できる項目も多いはずです。
文章力よりも「何を経験してきたか」「何を考えているか」が伝われば十分です。それが記載して不合格だったらさっぱり忘れましょう。ESは時間をかけようと思えばキリがありません。活用できるものは効率的に活用していきましょう。

以上。今日はESについて記載しました。面接と合わせて就活選考の大きなハードルになるプロセスなので、また別の投稿で詳しく書きたいと思います。

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